成功の源流。行動経済学からみた成功するワケとは?ファイアフォックスまたはChromeを使っていた従業員は、インターネットエクスプローラーまたはSafariを使っていた従業員よりも19%欠勤率が低く...

結論から言うと、成功する人は、まず既存のものに疑問を持ち、リスクのバランスを取っています。

どういうことか、これから解説していこうと思います。

私はこれを知り、日々の生活が明らかに以前より、充実しました。

 

今あるものより、自ら行動して、より良い選択肢を探究する。

一見、当たり前のように思えますが、これには意外な事実が見え隠れしています。

経済学者マイケル・ハウスマンは、顧客サービス係の長く続く人と、そうでない人がいるのは何故かを解明するプロジェクトを指揮していました。

30,000人以上の従業員のデータを調べた結果、意外な事に、雇用歴に離職率の差は見られず、ブラウザの選択が関係していました。

ファイアフォックスまたはChromeを使っていた従業員は、インターネットエクスプローラーまたはSafariを使っていた従業員よりも19%欠勤率が低く、また、売り上げや顧客満足度が高かったのです。

ここで重要なのは、ブラウザをどう入手したかであり、前者は後者よりも少しばかり、自発的な行動が必要であり、それらの行動が職場での行動を決定づけるヒントとなります。

つまり、自発的に行動していくので、離職率のする必要はなく、自分で好みの環境を作り出します。

さらに、政治心理学者ジョン・ジョストらの研究によると、最低所得者層は一貫して、最高所得者層よりも現状を支持する傾向にあります。

現状による害を被っている人ほど、逆説的ながら、現存のシステムを正当化します。

そうすると、人間の性質的に心が落ち着くからです。

それが、感情の鎮痛剤として機能します。

成功する人たちは、私たちが思うよりずっと普通の人たちである

経済学者のジョセフ・ラフィとジー・フェンの研究による、起業した20から50代の5000人以上のアメリカ人の追跡調査によると、本業を続けた起業家は、やめた起業家よりも失敗の確率が33%も低かったのです。

つまり、リスクを嫌い、アイデアの実現可能性に疑問を持っている人が起こしたの方が、存続する可能性が高いのです。

これは、成功するには極端なリスクを冒さなければならないという、文化的にもあまりにも深く根付いている、多くの人は疑問を持つ事すらしない、従来の通説を覆します。

ある分野で危険な行動を取ろうとする人は、別の分野では慎重に行動して、全体的なリスクのレベルを弱める

常識的に考えれば、時間と労力を十分に注がなければ、いい仕事ができず、集中的に取り組まなくては、企業は成長しないと思われます。

しかし、そう仮定するのには、バランスの取れたポート・フォリオ(金融資産の組み合わせ)の最たる利点を見逃しています。つまり、ある分野において、安心感があると、別の分野で力を発揮する自由が生まれる利点を見逃しているのです。

まとめ

以上で解説を終わります。この記事の内容をもっと深く解説している紹介しておきます。

研究のソースを後ろにいなくて、不親切な点のみがこの本の欠点だと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。